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憎たらしいほど強かった。

第55代横綱北の湖敏満(62)理事長がこの世を去られました。あまりにも急なことで、俄に信じられませんでした。「え~っ!嘘ぉ?」

 

お隣!石川県出身の横綱輪島には分が悪かったようですが、正に「憎たらしいほど強かった横綱」でした!言葉としては、非常に悪い使い方だと思いますが、その強さを強調したものであり、北の湖の強すぎるに相応しい言葉の使い方ではなかったか!と僕は思います。

 

負けるのではないかとハラハラして見てしまう横綱では全くなく!「負けろ~」と思ってしまうくらいの強さなのでした。m(__)m

花の28組と言われる昭和28年生まれの出世頭で、2代目若乃花や突っ張り関脇麒麟児など人気力士の中でも強すぎて悪役になっている感はありましたが、僕の中学生の頃に富山県高岡巡業がありましたので友人たちと電車に揺られて見に行ったものです。

 

その時に出会った!憎たらしいほど強かったひとの笑顔を見た時!いや、その瞬間に!僕の中のあのイメージが雲散霧消したのです。思い込みが外れた瞬間でした。タイミングが悪く!握手はしてもらえなかったのですが、北の湖の付け人だった蜂谷さんと握手してきたのをハッキリと覚えています。(ありがとうございました)^^

 

拙ブログのカテゴリー『思い込み』は、大横綱北の湖から生まれているもので「多分そうだ。そうに違いない」という一方的な思い込みの間違いを正してくれたのです。『確認もしないで言葉にしてはならない』と・・・。

 

北の湖理事長。

10年以上横綱の強さを見せてくださり本当にありがとうございました。先日の白鵬関への一言!同感です。あなたの仕切る際の横真一文字に結んだ口元が、いかにも横綱北の湖の憎たらしいほど強いイメージを後押しするものでした。僕は高岡巡業以来!北の湖ファンでした。昭和の大横綱 北の湖敏満関 さようなら・・・。

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