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肋骨不全骨折の痛み

「右の胸が痛くて起き上がれない」と言われる80代女性。『何かされましたか?』とお聞きしても「何もしていない」とのことです。『咳やクシャミはされましたか?』「それはありました」『あと何か運動はされましたか?』「両手を上げて腰を伸ばす運動をしました」『やはり!それが原因だと考えます』よく調べると右第7肋骨に激しい圧痛!介達痛!深呼吸時の激しい痛みがあり、起床時の痛みは、かなり強く感じられると思われます。早速!第7肋骨不全骨折を整復していきます。今回の場合はベッドに横に寝て頂いてから、右腕を上げた状態で徒手整復を行ないました!『起き上がってみてください』「あれ!痛くない!起きあがれる!え!不思議?」肋骨の痛みは、負傷した当日よりも3.4日目が一番痛みが強くなるものです。整復操作をしっかりと行なうことによって、あの激しい痛みは雲散霧消!深呼吸をしてもしっかりと肺いっぱいに吸い込めます。注意事項として、入浴はサッとシャワーで済ませて頂くこと。運動は2週間程度は控えて頂くこと。最も大切なことは痛むところを押さえて痛みがあるかないかを確かめないこと!からだを捻ったりマッサージなどはしないこと!このことをお伝えして治療を終えました。

 

高齢者の場合は、骨粗鬆症の為にちょっとした動作やクシャミなどによっても引き起こされることが多くありますので、そのことをご理解して頂くことが大切であると考えます。湿布を貼って様子を見るだけでは長引くだけである!と僕たちは考え、柔道整復術の整復法を後世に残す為にこれからもドンドンお伝えしていきたいと思っています!どうぞお大事に。

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