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天使の声!

日の午前中に、ひとりの女性が手に新聞を持って玄関に「サッ」という音と同時に富山新聞試読紙を置いていかれました。

 

試読紙ありがとうございます。^^1ページに時鐘というスペースがあり目がとまりました。正に僕が以前に『天使の声』とお伝えした、たましいの記事があったからです。以下、富山新聞1ページ時鐘より引用させて頂きます。

 

(引用転載開始)

 

緊急避難を呼びかける際の男女の声の違いや効果の研究が進んでいるとの報道があった▼先の震災での宮城県南三陸町職員、遠藤未希さんを思い出した人も多かっただろう。庁舎から「大津波が予想されますので、急いで高台へ避難してください」と叫び続け亡くなった24歳の女性である▼おかげで多くの人が助かった。未希さんの声はいま「天使の声」と呼ばれている。緊急時には命令口調の方が緊迫感があって効果的という調査もあるが、命に響くのは使命感からくる「必死さ」ではなかろうか▼震災から2年目の夏、気仙沼への旅行で仙台から路線バスに乗った日のことを思い出す。最後列に地元の若い男女が席をとった。人目もはばからず、いちゃつく。困ったもんだと思っていたら途中で静かになった。南三陸町の海が見えるバス停でおりていった▼この2人も震災を経験したに違いない。命がけの叫びは聞いたのだろうか。そう考えるとバスの中の振る舞いも命の輝きに思えたものだ。一つの犠牲からたくさんの研究が生まれている。「尊い犠牲」といえば安易だが、そう表現するしかないこともある。

 

(引用転載終了) 

 

昨年、このブログで発信したことが「縁」で、気仙沼線普及委員会の皆さんと、歌手で元大相撲幕内力士の大至さんと知り合いました。ラジオで流れたすばらしい声!「天使の声」に何故かこころが震え涙が溢れ出て止まらなかったのです。

 

何故!僕たち夫婦がこどもではなく大人の男性の声を「天使の声」とお伝えしたのか?それは、たくさんのこころのさけびが僕たちのこころに響き共鳴するからなのです!最初の詩が正にそうでした。

 

気仙沼線 作詞/ 引地達也 作曲/中村つよし  歌 大至

 

   三月の寒い日でした 娘は仕事を全うし 

              命と引き換えに 声を残した

  志津川ののどかな街並み すべて流された後の

        小さな灯は明日への道標

  希望に続く あの鉄橋 線路は今も がれきの中

      あの日 波がやってきた つんざくこだまに

    光が散った それでも続く いのちは続く  

 

上記一題目を歌うだけで、彼女が放送していた庁舎とあの声が頭に浮かび、そして聞こえてきます。焼き付いていると言っても過言ではなく、これは決して僕だけではないと強く思うのです。 

 

彼女は最後の最後まで、放送し続けました。その声を聞いて高台に避難されたひとは大多数であったと聞いています。正に『こころのさけび』それが、大至さんの歌と演奏すべてから溢れ出てくるのです。本当の『天使の声』がここから聞こえてくるのです。

 

僕はこの大至さんが歌う気仙沼線を聞くと、いまだに胸が熱くなり恥ずかしいけれど、共に歌うと涙で最後まで歌えません。^^

 

 今も!そして、これからも『天使の声』が湧き上がってくるように思えてなりません。「縁」とは本当に不思議なものでジワリジワリと広がって、手と手が繋がっていくのです。

 

そして、天使の声は太陽のように光り!輝いています。 拝、

 

         

 

 

 

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