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一歩前へ!

AEDについて患者さんと話しました。AED(自動対外式除細動器)のことです。ひとのたくさん集まる場所などには、かなり設置されているようになりました。

 

心臓が細かく痙攣し血液を送れなくなる重い不整脈「心室細動」の患者に電気ショックを与えて救命する装置です。患者さんとお話した内容は、消防署から地元公民館で講習会を行なった時の事です。

 

僕の地元ではなかったのですが、AEDを使った講習だったそうです。人形を使いAEDを作動し救命のいろはを学びます。消防士が先ず手本を示し、受講者にも行なわせるものです。

 

僕も地元での講習は参加して、実際に作動しました。側にいる方に的確に指示を与える!という事もしました。傍観して何もしない!という事だけはしたくない!と強く思います。

 

僕は、ずっと前までは傍観することが多かったと思います。たくさんの人前で、ちょっと恥ずかしい・・・失敗したらどうしよう・・・と、そんなことが頭をよぎり行動を躊躇していたのです。今は、違います!行動する!と、しないのでは雲泥の差が生じます。

 

AEDに限っていえば、ひとひとりの命にかかわるのです。一度でも体験することで助けを必要とする命が救われるのです。僕は知識より経験を優先しています。

 

患者さんが、初めてAEDを作動してみた時は、「すごくドキドキしたけれどもやってよかった~」と、言っておられました。「僕も同じ気持ちです」と、お伝えしました。

 

患者さんとお話しをしていて、もうひとつ同じだったことがありました。体験したあとに講師の方が次にやってみませんかと問いかけられても周りを見回すだけで他の方に「どうぞどうぞ」とゆずりあう光景だったということです。

 

ほんの少しの前向きな気持ちで、一歩前へ!

千里の道も一歩から・・・・

患者さんとの会話から感じた次第です。

 

 

 

 

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