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葵塚(あおいづか)

葵塚(あおいづか)です。源平合戦俱利伽羅峠の戦いで、砺波山にて葵御前は命を落としました。20代後半であろうと推察します。91歳の生涯を生き抜いた巴御前は、亡くなる前に『葵の近くに埋葬してほしい』と越中福満の石黒氏に依頼し、葵塚の右側やや高き所に巴塚があります。葵塚碑文には「葵は寿永二年五月砺波山の戦に討死す 屍を此の地に埋め墳を築かしむ」これもまた朽ちたのか、削られたのか巴塚と同様になっていました。からだが弱く、とても戦場に立つことは叶わない葵御前!義仲公への篤き思いが、巴御前と並び青い薙刀を振り回し武功を挙げたのだろうと思います。若くして命を落としましたが、義仲公への篤き思いからすれば、葵御前は本望であったろうと僕は思います。「葵さん、また伺いますね」合掌。