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義仲公の男らしい生涯

木曾義仲公と巴御前の像です。男が惚れる、そして憧れる義仲公の生涯。文豪芥川龍之介をも魅了した木曾義仲公。その文豪が遺した『木曾義仲論』を以下、一部抜粋させて頂きます。最初の一節は有名で、僕も好んでいます「彼の一生は失敗の一生也。彼の歴史は蹉跌の歴史也。彼の一代は薄幸の一代也。然れども彼の生涯は男らしき生涯也」「彼は彼の熱望せる功名よりも更に深く彼の臣下を愛せし也」「彼が彼たる所以、唯此一点の霊火を以て全心を把持する故たらずとせむや。彼は赤誠の人也、彼は熱情の人也」「彼の社会的生命はかくの如く短少也、しかも彼は其炎々たる革命的精神と不屈不絆の野快とを以て、個性の自由を求め、新時代の光明を求め、人生に与ふるに新なる意義と新なる光栄とを以てしたり」義仲公の生涯は日本男児のこころを大きく揺さぶり、そして惹きつけます。ここでいう男らしい生涯とは!今の我々に問われているのかもしれません。『彼の生涯は日本男児のこころを大きく揺さぶるもの也』柴田佳一 拝、