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梨状筋を整復する

「お尻から脚にかけて痛みがあって眠れないんです」と、仰る患者さん(60代男性)が来院されました。右の臀部から大腿部後面に痛みがあり、そして痺れも感じておられました。「座骨神経痛じゃないの?」とか「それ椎間板ヘルニアだよ!手術しないといけないかも」と周囲のみなさんに言われ、心配になっておられました。もちろん!椎間板ヘルニアの場合は専門医に受診されるようにお伝えしています。写真の上の矢印は梨状筋、下の矢印は座骨神経を指しています。この患者さんの場合!梨状筋に強い痛みと膨隆がありましたので、すぐに柔道整復術の整復法にて歪体を正体に復します。ベッドにうつ伏せになって頂いて1・2・3『これで起きて痛みを確認してください』「あれ!痛くない!痺れも取れてる!?」呆気に取られていらっしゃいました。原因は、10日前に滑って尻もちをついたことで、そのあとに梨状筋が浮腫み、それが座骨神経を圧迫し痛みと痺れが発生したということ。整復操作だけで、その症状が雲散霧消します!『まだ症状が残る場合はもう一度治療しますので連絡してください』とお伝えしました。『10日の経過があるので温めることが一番です。しっかりと入浴して冷湿布ではなく温湿布を使用すること!可能であれば飲酒もおすすめです』と続けてお伝えして治療を終えました!どうぞお大事に。^^