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薬食同源!(キャベツ)

今回の薬食同源はキャベツを取り上げます。我が家でもキャベツは好物なので、モデルとなった左の写真は元の半分くらいになったものです。

 

生でも煮ても、炒めても蒸しても美味しいキャベツは、わき役的存在と思っていましたが!?それは僕の完全な思い込みであって、すばらしい薬効をもつスーパー野菜なのです!(前にも同じことをお伝えしましたがスーパーで買って来た野菜という意味ではありません^^)それでは始めます。

 

         キャベツ

 

・薬効:十二指腸潰瘍・胸やけ・二日酔い・便秘・貧血・やけど・      

    痛風・美肌・がん

 

キャベツの原産はヨーロッパの地中海沿岸および大西洋沿岸地帯の野菜で、ケルト人によって数千年前から栽培が行われていたという古い歴史を持っています。日本にもたらされたのは約800年ほど前ですが、当時のキャベツは現在のものとは違い、観賞用の葉ボタンのことをいいました。結球性のキャベツが入ってきたのは、江戸時代末期頃で、明治になってから本格的に導入されるようになりました。

 

キャベツの特徴としてビタミンUという珍しい成分を含みます。このビタミンUは、キャベジンといわれる成分で胃腸薬の名前に使用されるほど潰瘍の治療に非常に効果が高いといわれています。ですから胃潰瘍、十二指腸潰瘍の薬として知られているのです。

 

また、ビタミンKという血液凝固作用のある成分を含んでいるので早く傷口をふさぐのに力を発揮します。湿潤療法と併用すれば著効するでしょう。

 

キャベツの青汁を摂ることにより、潰瘍を患っておられる方は勿論のこと!胸やけ、ゲップ、胃のもたれ、むかつき、特に二日酔いのむかつきには最適です。(それは僕には最適です^^)

 

キャベツの抗がん作用の成分は、イオウ化合物のひとつであるイソチオシアネートであり、発がん物質が活性化するのを防止し、また発がん物質を無害化する働きによって発がんを抑制すると考えられています。

 

尚、イソチオシアネートは、キャベツのほかにブロッコリーや大根などのアブラナ科の野菜やわさびにも多く含まれています。

 

キャベツの食べ方としては、アクが少ないので生食に向いています。ビタミンCや抗潰瘍成分は、熱に弱く水に溶けやすいので、生のまま食べるのが一番効果的です。

 

千切りにして氷水にサッとくぐらせるコールスローも手早くすればそれほど気にする必要はないでしょう。然し、水につけっ放しにすると5分後にはビタミンCで2割も減ってしまうので注意しましょう。千切りは繊維に沿って切ると見た目も美しく付け合せに向きます。逆に繊維に直角に切ると口当たりが柔らかくサラダにむきます。

 

春先の葉の柔らかい新キャベツは生食向きです。冬のシッカリと巻いたものは、ロールキャベツやポトフ、ボルシチなどの煮込み料理に向いています。キャベツを煮た料理では、煮汁に有効成分が溶け出しているのでスープも一緒に頂きましょう。^^

 

スーパーで買い求める時は、1個丸ごとがお勧めです!そして、切らずに外側から必要な分だけをはがして使っていくほうが長持ちする秘訣です。(我が家でもそうしています^^)

 

何気なく食べているのと!?知ったうえで美味しく頂くのでは大きな違いが生じると僕は思います。よく夫婦で通った居酒屋さんではいつも注文していた『塩キャベツ』を今晩も頂こうと思っています。ハイ勿論!お神酒も忘れるはずがありません!^^

 

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